放射線科(治療)

医師

黒田勇気 放射線科部長
放射線科専門医、日本放射線腫瘍学会および日本医学放射線学会放射線治療専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本医学放射線学会研修指導者、日本放射線腫瘍学会研修指導者講習、臨床研修指導医養成講習会修了、がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了、塩化ラジウム(Ra-223)注射液を用いたRI内用療法における適正使用に関する安全取扱講習会
小松正典 放射線科副医長
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了

(更新日:2026年9月1日)

診療内容および特色

 庄内医療圏唯一の地域がん診療連携拠点病院として、高精度放射線治療機器や放射線治療専門医・医学物理士・診療放射線技師・認定看護師などの医療資源を集約し、医療の質と安全性を担保した放射線治療を提供しております。
 副作用軽減と治療効果向上のため強度変調放射線治療(IMRT)を、幅広い提供体制を整えております。

新規患者数とIMRT症例数の推移

新規患者数とIMRT症例数の推移グラフ

臓器別IMRT症例数の推移

臓器IMRT症例数の推移グラフ

 当院の放射線治療実績は毎年250名程度の新規患者数のうち、IMRTの症例数は数年で約5倍に増加し半数程度を占めています。臓器別では特に頭頸部領域で安定した実績を持ち、食道がんや肺がんも年々症例数を伸ばしています。さらに脳転移・骨転移に対する定位放射線治療においてもIMRT技術を活用しています。このように、がん治療の進歩に伴う恩恵が、治療成績向上や負担軽減として普及してきています。

【乳がん・前立腺がんに対する寡分割照射】

 寡分割照射(治療回数を大幅に短縮する照射方法)が標準治療として位置づけられました。当科では以前より、対象患者さんへの寡分割照射を提供しております。従来と比較し、乳がんでは約25回→16回、前立腺がんでは40回→20回へと治療回数が短縮されるため、患者さんの通院負担・身体的負担が大幅に軽減されます。これにより就労・介護との両立が実現し、患者さんの生活の質(QOL)の向上に直結しています。庄内地域において寡分割照射の提供施設は当院のみです。乳がん・前立腺がんの放射線治療における地域完結の中心施設として、さらに積極的な連携強化を推進してまいります。

特筆すべき診療実績

【単位:件】

手術件数 2023年 2024年 2025年
IMRT新患数 102 103 107
臓
器
別
脳 14 9 8
頭頚部 18 21 26
食道 14 14 14
肺 15 9 11
乳腺 0 0 0
前立腺 38 40 41
その他 3 9 11
脳SRT 9 9 8

ご紹介いただく際の留意事項

 当科は完全予約制となっております。当科は入院病床を持たないため、基本的に外来通院での治療となります。そのため、通院が可能な患者さんが対象となります。治療開始までの待機期間は、がんの種類や進行度、予約状況により異なり、通常は1~8週間程度で治療開始な状況です。患者さんの病状を考慮し、迅速かつ丁寧な対応で、紹介患者さんのがん治療をきめ細かくサポートいたします。患者さん中心の安心・安全な放射線治療を提供してまいります。どうぞお気軽にご相談ください。