心臓血管外科

医師

内野英明 副院長(兼)教育研修センター副センター長
日本心臓血管外科専門医認定機構修練指導者、三学会構成心臓血管外科専門医、日本外科学会外科認定医・専門医・指導医、日本胸部外科学会認定医、下肢静脈瘤に対する血管内治療実施基準による実施医、日本医師会認定産業医、臨床研修指導医養成講習会修了、臨床研修協議会主催プログラム責任者養成講習会修了、向精神薬の適正使用に係る研修修了、医療メディエーション基礎編研修履修、2023年度第1回医療安全管理者養成研修修了
金 哲樹 診療部長(兼)心臓血管外科部長
三学会構成心臓血管外科専門医、日本外科学会外科専門医
廣岡秀人 心臓血管外科科長
日本外科学会外科専門医、腹部ステントグラフト指導医・実施医【ENDURANTステントグラフトシステム】、腹部ステントグラフト指導医・実施医【Gore Excluder Endprosthesis】腹部ステントグラフト実施医【AFXステントグラフトシステム】、腹部ステントグラフト実施医【AORFIX AAAステントグラフトシステム】、下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医、臨床研修指導医養成講習修了、オンライン診療研修修了
新井秀佑 心臓血管外科副医長
腹部ステントグラフト実施医【ENDURANTステントグラフトシステム】、下肢静脈瘤に対する血管内治療実施基準による実施医、がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了、2022年度第2回RRSセミナー~急変時の迅速対応とRRS~受講修了

(更新日:2024年4月1日)

主な対象疾患

1)虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞等)2) 心臓弁膜症 3) 心臓腫瘍、先天性心疾患、不整脈手術 4) 大動脈瘤(胸部、腹部) 5) 末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症、急性動脈閉塞、血管外傷等) 6) 下肢静脈瘤 7) 血液透析用ブラッドアクセス手術

診療内容および特色

 循環器内科との協力のもと、心臓・血管疾患の外科的治療に携わっています。
 主な手術は、冠動脈バイパス術、弁膜症手術(弁置換、弁形成術)、胸部・腹部大動脈瘤人工血管置換術、胸部・腹部大動脈瘤ステントグラフト内挿術、末梢動脈血栓除去術・バイパス手術、下肢静脈瘤手術等です。
 心血管領域に於いても、80歳を越えた高齢者の手術が多くなり、より低侵襲な手術に努めています。
 冠動脈バイパス手術では、人工心肺を使用しない心拍動下手術(OPCAB)を、大動脈瘤手術では、開胸・開腹操作を伴わないステントグラフト内挿術(TEVAR・EVAR)を、適応症例には可能な限り施行しています。
 平成24年にハイブリッド手術室(外科手術室の清潔環境下、X線透視装置を兼ね備えた手術室のことです。)が完成し、より良い環境での手術が可能となりました。
 平成27年3月より経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI/TAVR) の実施施設として、治療を開始しました。
 令和2年より下肢静脈瘤血管内焼灼術も導入しています。
 最近はひとつの診療科として診療にあたるのではなく、チームとして関わることが多くなっています。
 当院におきましても、多職種で関わる心臓チームが立ち上がっています。医師は循環器内科、心臓血管外科、麻酔科、放射線科等、コメディカルとして看護師、薬剤師、リハビリテーション技師、臨床工学士、放射線技師、臨床検査技師、管理栄養士、事務員等で構成され、協力体制のもと、その患者さんにとって、最良と考えられる医療を提供できるよう、努力しています。

特筆すべき診療実績

 令和4年実績に於いて、総手術件数約193例、うち心臓胸部大血管手術104例、腹部以下末梢血管手術74例でした。
 主な手術としまして、単独冠動脈バイパス手術20例、心臓弁膜症手術67例(うち冠動脈バイパス手術併施7例)、胸部大動脈瘤手術12例、腹部大動脈瘤手術30例、下肢静脈瘤手術26例、等です。

ご紹介いただく際の留意事項

 令和5年現在、当科外来は月・火・水・(木)・金曜日です。(木曜日は院内紹介のみ)
 木曜日以外は紹介予約枠を設けてあります。
 インターネット、もしくは電話にて外来予約をしていただき、可能でしたら、診療情報提供書を前もって郵送またはFAXしていただけますと、診療がスムーズになりますので、よろしくお願い申し上げます。
 (紹介状を持参されましても、予約外新患の場合、どうしても診察開始、終了時間が遅くなってしまいます。ご協力、よろしくお願い致します。)
 なお、緊急症例の際には、電話連絡いただけましたら、(時間外の場合は救急外来経由)当番医が対応させていただきます。(TEL 0234-26-2001 代表 FAX 0234-26-5114)