(1)院内の各科で、生検・手術により採取された組織・細胞から標本を作り、診断して主治
医へ報告します。
(2)悪性腫瘍の手術中に執刀医が採取した組織・細胞から標本を作り、悪性の確認、切除断
端の判定、リンパ節転移の診断を行い、執刀医にただちに報告します。
(3)外来(予約制)では他院での病理診断のセカンドオピニオンとして、病理所見をご説明
します。
(4)病気で死亡した患者様について、遺族の承諾を得られた場合に病理解剖を行います。
病理解剖の目的は、死因の確定、病気の状況の確認、血液検査や画像検査との比較、
生前に行われた治療の効果の検証です。解剖報告書をふまえて、主治医から遺族へ解剖
結果をご説明する場合もあります。
(5)病理診断が完了した標本は、患者様の将来の検査や治療において必要となった場合に
使用できるよう、一定期間保管いたします。転院やセカンドオピニオンの際には標本を
貸出いたします。
組織診 7636件 (うち術中迅速診断 311件)
細胞診 7162件
病理解剖 16件
初期研修医臨床病理検討会(CPC) 11回
キャンサーボード(病理診断科出席) 20回
第8回あきほ祭りドクター体験教室 病理診断体験
組織診 8130件 (うち術中迅速診断 428件)
細胞診 7093件
病理解剖 21件
初期研修医臨床病理検討会(CPC) 11回
組織・細胞症例検討会 28回
第7回あきほ祭りドクター体験教室 病理診断体験
組織診 8616件 (うち術中迅速診断 418件)
細胞診 7145件
病理解剖 14件
初期研修医臨床病理検討会(CPC) 11回
初期研修1名(1ヶ月間)
組織・細胞症例検討会 18回
第6回あきほ祭りドクター体験教室 病理診断体験
当院は病理組織、細胞診ともに検体数が多く、病理医の仕事量は多いものの、症例は豊富であり良性・悪性を問わず幅広い疾患を経験することが可能です。
初期研修で病理診断科を選択し、検体処理から診断報告までの流れを理解しておくことは後の診療や研究の役に立ちますのでおすすめいたします。
病院見学、初期研修、病理専門医研修の詳細につきましては、総務課臨床研修担当 rinken@nihonkai-hos.jp へお問い合わせください。