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PET/CTのご案内

PET/CT検査について 検査の流れ
保険適用について PET/CT検診のご案内
お申し込みについて PET/CT検査に関するQ&A

PET/CT検査について

PET/CT検査とはPET(Positron Emission Tomography:陽電子断層撮影法）と、CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影法）を融合させた画像を、同時に得る検査です。

PET検査

PET検査では「がん細胞は正常の細胞に比べて多くのブドウ糖を取り込む」という性質を利用して、ブドウ糖にフッ素-18というごく微量の放射線放出物質（放射性同位元素）をつけた薬剤（以下、ＦＤＧ）を体内に注入します。
そこから放出される微量の放射線をPETカメラでとらえて、がん細胞の位置や大きさをしらべます。
組織やがんの活動状態（再発かどうか）などの情報を得るのに適しています。

CT検査

CTは組織やがんの細かな状態（がんの形や大きさ、どの臓器のどの部分に存在するかなど）の情報を得るのに適しています。

PET/CT検査

PETとCTが一体型となった装置で、一度の撮影で全身のPET画像とＣＴ画像を得ることができます。
PETだけの画像に比べて、病変の位置とその範囲がより正確に判別できます。
CT画像の異常部位についての質的評価ができ、診断能が向上します。
がんの転移や再発の診断に有用です。

検査の流れ

絶食
予約時間の6時間前より食事をしないでください。
（水や糖分の含まれていないお茶などの水分は飲んでいただいてかまいません）
普段飲んでいるお薬の服用については予め医師とご相談ください。
検査前日と当日の運動は控えてください。
受付
再来受付機で受付後、PETセンターまでおいでください。
紹介予約の方は紹介予約コーナーまでおいでください。
診察
身体測定、血糖測定、問診などを行います。
FDG注射
放射性検査薬（FDG）を静脈より注射いたします。
注射後、500mlのお水をお渡ししますので撮影までに飲みきってください。
安静
薬剤が全身にいきわたるまで約1時間、待機室にて安静にしていただきます。
（読書やテレビの視聴などはできません）
撮影
排尿後、PET/CTカメラの下で約30分安静にし、撮影します。
安静
撮影終了後、FDGの放射線が減少するまで30分程お待ちいただきます。（読書やテレビの視聴などはできます）
（2回目撮影）
場合によって2回目の撮影があります。
排尿後、約15分撮影します。
終了後、会計
自動入金機で会計をしていただきます。
検査後は普段どおりの生活ができます。
※受付から検査終了まで約3～4時間の予定です。
撮影時間は担当医師、技師の判断により異なります。
検査当日のスケジュールは余裕をもってお考えください。

保険適用について

　2010年4月より、PET/CT検査の保険適用は「早期胃癌を除く悪性腫瘍で、他の検査、画像診断により病期診断、転移・再発の診断が確定できない患者に使用する」となっています。また、病理診断により悪性腫瘍の確定診断が得られなかった場合については、臨床上高い蓋然性をもって悪性腫瘍と診断されていれば保険適用となります。PET/CT検査を依頼される際には依頼内容が保険適用に該当するかどうかを必ずご確認くださるよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。なお、診療情報提供書の記載に不備がある場合は書き直しをお願いすることがございますので予めご了承ください。

以下の場合は保険適用外となります。

  1. スクリーニング目的、患者様や家族の希望による検査は保険適用になりません。
  2. 病期、転移、再発診断目的の場合、画像診断や他の検査が施行されていないと保険適用になりません。また、精査に用いた画像や病理診断等の検査結果の添付をお願いします。
  3. 再発を疑う強い所見が無い定期的な経過観察目的は保険適用になりません。
  4. 化学療法や放射線治療の効果判定の目的は保険適用になりません。（悪性リンパ腫を除く）
  5. 同一月内での複数回のPET/CT検査および同一月内にガリウムシンチグラフィが施行されている場合は保険適用になりません。

PET/CT検診のご案内

  • ○ 平成２４年１０月１日（月）より、日本海総合病院　PET/CT検診の予約が始まります。
  • ○保険適用の方だけではなく、患者様個人のご希望によっても、PET/CT検査を受けることができるようになります。
  • ○検診料金は100,000円（税込）です。
  • ○ご希望の方は、お電話にて日本海総合病院PETセンターへお問い合せください。
    • 日本海総合病院　PETセンター
    TEL＆FAX共通　０２３４－２６－８７３３（直通）

    ※特記事項※

    • ・当日キャンセルの場合には、キャンセル料として検診料金の50％（50,000円（税込））をいただきます。ご了承ください。
      • ※キャンセルする場合は、予約日の前日15:00までにご連絡ください。
    • ・予約日が決まり次第、PETに関する説明書等は事前に送付しますのでご確認お願いします。
      【郵送するもの：説明パンフレット、同意書、問診票、予約票】
    • ・結果報告は、CD-Rと結果報告書をご郵送致します。
      【当院医師による結果説明を希望する場合には、検診時に担当医師へお声がけください。】
    • ・当院の診察券をお持ちの方は、当日ご持参ください。

お申し込みについて

PET/CT検診をご希望の方は下記までご連絡ください

日本海総合病院　PETセンター
TEL＆FAX共通　０２３４－２６－８７３３（直通）

ご依頼いただく先生へ

検査のお申し込みについて
◆検査は、電話による完全予約制です。

検査についての注意点　PDF

◆予約の前に、以下のことをご確認ください。
  • 1)「保険適用」について
  • 2)ストレッチャーの方は検査できません
  • 3)患者さんの身長、体重
  • 4)糖尿病の有無
    （※糖尿病でインスリン注射や内服をしている方は、検査当日は中止していただきます。なお、約半日の絶食に耐えられる方に限ります。）
◆下記窓口にて、電話予約を承ります。 ※平成24年6月1日より予約受付開始。

《予約受付窓口》
日本海総合病院　PETセンター　
TEL/FAX共通　0234-26-8733（直通）

《予約受付時間》
月曜日～金曜日　9：00～17：00

  • ※予約受付の際、担当者より患者さんについて何点か確認させていただきます。予めご了承ください。

◆予約日時が確定しましたら、下記のものをご準備ください。
1)診療情報提供書
  • ・内容（特に検査目的について）は、できるだけ詳しくご記入ください。
  • ・ご記入後、PETセンターへFAXにて送付願います。（宛先：0234-26-8733）
  • ・原本は、検査当日、患者さんに持参させてください。
  • ※この用紙が紹介状を兼ねていますので、別に紹介状を書いていただく必要はありません。
    診療情報提供書　PDF
2)PET/CT検査予約票
  • ・患者さんの氏名、当院から指示されました日時をご記入の上、検査当日、患者さんに持参させてください。
    PET/CT検査予約票　PDF
3)PET/CT検査をお受けになる方へ
4)貴院で実施された画像診断のフィルムまたはCD-R
  • ・検査当日に患者さんが当院に持参できるよう、手配をお願い致します。
◆予約日当日に、患者さんにお持ちいただくものは、下記のとおりです。
  • ・「保険証」、および当院の受診歴がある方は「診察券」
  • ・診療情報提供書
  • ・PET/CT検査予約票
  • ・画像診断のフィルム・CD-R等
  • ※検査費用は、３割負担の方で約３万円です。
◆結果は、「PET/CT報告書」およびCD-Rにて、検査から一週間以内に郵送いたします。
  • ・なお、ちょうかいネット登録患者さんの結果につきましては、検査当日中にちょうかいネットにて参照可能です。
  • ・当院では、結果に関する説明は行いません。後日、ご依頼いただいた先生より説明していただきますよう、お願い致します。
日本海総合病院　PETセンター
TEL＆FAX共通　0234-26-8733（直通）

PET/CT検査に関するQ&A

検査前に注意することはありますか？
検査の6時間前から絶食にしてください。
糖分を含まない水分（水・お茶等）は飲んでもかまいません。
検査前日と当日の運動は控えてください。長距離の徒歩での来院や自転車での来院も控えてください。
なぜ検査前から絶食にするのですか？
　この検査は、がん細胞が大量のブドウ糖類似のFDGを取り込む性質を利用した検査です。そのため、検査前に食べ物や甘い飲み物を摂取すると、がん細胞が満腹状態になり、FDGを注射しても集積が悪くなります。その結果、がんの正確な情報が得にくくなってしまいます。
運動を控えるのはなぜですか？
　FDGは疲労した筋肉や動きのある筋肉にもよく集積します。FDG投与前に運動するとその部位にFDGが集積してしまい、正常な組織なのか病巣なのか判断しにくくなります。
検査に苦痛や不快感はありませんか？
1回注射をする以外は安静を保っていただくだけなので苦痛はありません。
注射をした後はお一人でセンター内を移動していただきます。（事前に説明いたします）
検査の副作用が心配なのですが？
FDGには微量の放射性物質が含まれていますが、
被ばくは微量であり放射性障害が起こることはありません。
アレルギーの心配もなく、尿から速やかに排出されます。
糖尿病ですが検査は受けられますか？
　糖尿病などの血糖値が高い方の場合、FDGが筋肉や脂肪へ集積しやすい傾向にあるため、 がんへの集積が低下して診断精度が下がる場合があります。
　PET/CT検査が受けられるかどうかは主治医にご相談ください。
検査費用はどれくらいかかるのでしょうか？
PET/CT検査は疾患によって健康保険が適用されます。
詳しくは主治医にご相談ください。
（更新日：2024年6月1日）