薬剤部
薬剤部の概要 | 薬剤部スローガン・モットー |
調剤業務 | 薬剤管理業務 |
病棟薬剤業務・薬剤管理指導 | 医薬品情報管理業務(DI業務) |
製剤業務 | チーム医療への参加 |
災害対策 | フォーミュラリ |
保険薬局の皆さまへ |
薬剤部の概要
- 薬剤師数
- 33名
- 助手
- 14名
資格名 | 取得者数 |
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がん薬物療法認定薬剤師 | 2名 |
日本静脈経腸栄養学会 栄養サポートチーム専門療法士 |
5名 |
緩和薬物療法認定薬剤師 | 1名 |
緩和医療暫定指導薬剤師 | 1名 |
日本糖尿病療養指導士 | 4名 |
山形県糖尿病療養指導士 | 2名 |
認定実務実習指導薬剤師 | 4名 |
漢方薬・生薬認定薬剤師 | 1名 |
救急認定薬剤師 | 1名 |
感染制御認定薬剤師 | 1名 |
日病薬病院薬学認定薬剤師 | 2名 |
抗菌化学療法認定薬剤師 | 1名 |
心不全療養指導士 | 2名 |
日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師 | 9名 |
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日本DMAT隊員 | 1名 |
薬剤部スローガン・モットー
北庄内地区の中核病院薬剤部として、最新の薬物療法の習得と啓蒙、実践を通し、医師・看護師等のメディカルスタッフと協働し、安心・安全・信頼の薬物療法をサポートしていきます。また、チーム医療への貢献を通し、すべての患者さんから信頼される薬剤部を目指しています。
調剤業務
院内調剤・入院調剤
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医師が電子カルテで入力した処方を基に、薬剤師は用法・投薬量・相互作用を患者さんの薬歴・検査データも含めて内容を監査します。調剤システムを利用して調剤業務を行っています。調剤システムは調剤自動分包機による一包化、散薬監査及び分包、水薬監査があり、そこに薬剤師が複数で関わることにより安全に治療ができるよう薬剤を提供しています。 |
院外処方
受診した医療機関でお薬をもらうのはなく、患者さんの希望した保険薬局よりお薬を受け取る方式です。一般名処方を行っているので、ご希望で後発品への切り替えも可能になります。かかりつけ薬局を持つことで複数の医療機関の処方内容が管理され、重複処方や薬の飲み合わせ(相互作用)をチェックすることが期待できます。院外処方箋の制度では薬局の選択は患者さんが決めることができ、医療機関では指定することはできません。
また全国に先がけ、電子処方箋を発行しており、調剤薬局へ処方情報を送ることができるようになりました。電子処方箋が普及すると診察時に他院との重複処方がわかるようになるなど、必要な情報が得られやすくなり、診察に役立たせることが期待できます。
注射薬調剤業務
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急性期医療において治療の中心的な役割を果たす注射薬を適正に管理し、病棟や手術室、外来診察室、救命救急センター等からの請求を一括して取りまとめ、様々な医薬品を効率よく安定供給するための在庫管理や使用期限の確認・品質保持に努め、薬物療法がスムーズにおこなわれる支援をしています。 |
病棟薬剤業務・薬剤管理指導
入院時持参薬の確認
当院では、全病棟に専任の薬剤師を配置しており、入院される患者さんの持参薬を確認させていただいています。あわせて、薬の副作用の有無、アレルギー歴や家庭でのお薬の管理状況などについてもうかがいます。確認した情報は電子カルテに登録して、入院後の治療方針の決定や重複投与の予防などに活用されます。 |
病棟での活動
患者さんのベッドサイドにうかがい、お薬の効果・飲み方・生活上の注意点などの説明や、副作用が出ていないか、飲みにくくないかなどのチェックを行っています。また、カンファレンス等に参加し、他の医療スタッフと情報共有しながら、安全で効果的な薬物療法が実施されるように取り組んでいます。薬の説明だけではなく、患者さんの思いや不安に耳を傾けながら、安心して治療を受けていただけるように支援しています。 |
医薬品情報管理業務(DI業務)
医薬品に関連する情報を収集し、専門的な立場から必要な情報の整理を行い、薬剤部内で共有したり医師をはじめとする医療従事者や患者さんへ提供したりしています。医薬品の安全性や有効性に関する情報は、定期的に勉強会を開催し知識を深めています。また、病院で使われる医薬品の採用・削除を検討し、適切な薬物療法が行われるよう努めています。その他、電子カルテの薬品マスタのメンテナンスを行うことで、飲み合わせのチェックなどが可能となり、安全な医療が提供されるよう支援しています。 |
製剤業務
抗がん剤の調製 抗がん薬による治療を受けられる患者さんの注射薬を調製しています。
調製者の曝露をできる限り減らすべく、当院では「陰圧アイソレーター Dual ChemoTM」および「抗がん剤自動調製ロボット ChemoRoTM」などの機器を使用しています。調製件数は年々増加傾向にありますが、機器を駆使しながら安全な環境で正確な調製を行っています。 |
高カロリー輸液の調製食事が摂れない患者さんの栄養補給のための輸液を調製します。無菌的にクリーンベンチで調製しています。 院内製剤薬の調製市販されていないお薬を院内の審査を受け調製します。主なものとして点耳液・軟膏・坐薬などがあります。 |
チーム医療への参加
カンファレンスや回診を通して医師・看護師など他の医療スタッフに対して適正な薬剤情報の提供を行いながら、患者さんに安全で適切な薬物療法が行われるように取り組んでいます。
AST(抗菌薬適正使用支援チーム)
ICT(感染制御チーム)
感染対策関連のチームは2つあります。
- ・ASTでは広域抗菌薬等の使用状況を把握しながら、個々の症状に応じ、感染源や培養結果から抗菌薬投与が適正な治療となるように介入しています。
- ・ICTでは院内の巡回ラウンドに参加し、消毒薬等が適正使用となるように発信しています。
NST(栄養サポートチーム)
病院内のチームの中で患者さんの摂食状況を把握し、薬剤の影響や副作用による食欲不振の状況を知り、その対策を医師に提案し患者さんの栄養状態の改善に努めます。
緩和ケアチーム
疼痛や呼吸困難などの身体症状及び不安や不眠などの精神症状を抱える患者さんの症状緩和を目指し、薬剤師の職能を活かした処方提案や情報提供を心がけ、積極的にチーム医療に参画していきます。
糖尿病療養指導
糖尿病治療に関し、CDE(糖尿病療養指導士)として医師および他の医療スタッフと連携し、療養指導全般に関する幅広い知識を持って患者さんの自己管理を支援しています。また、糖尿病教室を月2回開催しており、主に内服薬・注射薬について患者さんにわかりやすく説明しています。
RST(呼吸サポートチーム)
人工呼吸器装着中の患者さんの人工呼吸管理、安全管理、早期離脱のためのリハビリテーションなどを、様々な職種が関わり、行っていくことを目的としています。薬剤師としては呼吸療法中における薬剤投与の問題点抽出や提案を行っています。
心臓リハビリテーション
心臓疾患の患者さんにとっては服薬管理、食事療法、運動療法などを継続的に行うことが大切です。薬剤師は患者さんへの薬の効能効果の説明を始め、服薬の注意点や服薬状況を確認することにより、適切に薬物治療が行われるように努めています。
クリニカルパス
新規クリニカルパスやバリアンスを検討しています。新規クリニカルパスでは投薬内容が適正か、相互作用や配合変化の少ない薬剤が選択されているかを確認しています。バリアンスは原因を追及し今後に活かすようにしています。
APS 術後疼痛管理チーム
術後の回診を行い、鎮痛薬の調整や術後有害事象についてフォローをしています。早期離床・早期退院を目標に疼痛コントロールを行っています。
災害対策
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当院は災害拠点病院に指定されています。災害対応は平時から始まっており、薬剤部ではDMAT・日赤救護班などの各種訓練に参加し災害に備えています。東日本大震災や熊本地震、能登地震においてDMATや救護班の一員として被災地支援を行いました。 |
フォーミュラリ
一般にフォーミュラリとは「患者に対して有効性、安全性、経済性などの観点から選択されるべき医薬品集および使用指針」とされています。日本海ヘルスケアネットでは全国に先がけて地域フォーミュラリを制定し、地域における効率的な医薬品の使用、医療経済への貢献に向け取り組んでいます。
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(更新日:2024年6月1日)