初期研修医の体験記

後藤 準 先生(山形大学出身)

 私は、研修1年目の最初に腎臓膠原病内科をローテートしました。まず始めに感染症治療や輸液管理などを学びたいと考えていました。
 感染症治療をする機会は多く、診断の確からしさを評価し、治療の選択、そして腎機能による薬剤量の調整といった過程を繰り返し経験できました。電解質補正、血液ガスの評価方法も学び、研修の早い時期にエコーによる下大静脈径評価を覚えたので体液管理には自信が持てるようになりました。研修はじめたばかりの時期ではじめは右も左もわからない状態でしたが、1ヶ月半の研修の最後には抄読会にも挑戦しました。
 後輩のみなさんにも、研修する時期問わず、一度は腎臓内科を研修することをお勧めします。後悔しないはずです。

中橋 健太 先生(山形大学出身)

 私は、腎臓疾患だけでなく、広く内科疾患を勉強するつもりで腎臓膠原病内科で研修しました。実際の患者さんを目の前に、「ハリソン内科学」で毎日勉強し、指導医とディスカッションを繰り返し、腎機能の評価、ステロイド治療、電解質補正、感染症治療、敗血症性ショックの管理、透析用カテーテルの挿入、血液透析の管理、血糖管理など様々なことを学びました。常に新しい知識を学び、エビデンスに基づく治療をするという姿勢が身に付いたと思います。
 後輩のみなさんに贈る言葉は「日々勉強」です。当院で最先端の医学を一緒に学びましょう!