病院長挨拶


病院長写真

 2008年4月に当時の山形県立日本海病院と酒田市立酒田病院が統合再編し、早17年が経過しました。この合併は全国の病院統合の先駆けとなり、モデルケースとして関連機関からご評価をいただいております。急性期医療を担当する「日本海総合病院」と回復期医療を主に担当する「日本海酒田リハビリテーション病院」の2つの病院に、2018年4月より酒田市から移管統合された日本海八幡クリニック及び市内5診療所が加わり日々の診療を行っております。
 2018年4月には医療・介護・福祉の切れ目のないサービスを目的に、地域医療連携推進法人日本海ヘルスケアネットが設立され、当病院機構に加え、酒田市、地区医師会、歯科医師会、薬剤師会と5医療法人、4社会福祉法人が参加、地域連携、人材の交流を行っております。
 当院では2010年10月に南棟を増築、2011年4月に救命救急センターを開設、2012年6月にはPETセンターを開設、2013年8月には最新鋭の天井つり下げ型放射線透視装置と万能手術台を配備したハイブリッド手術室を整備し、2019年には低侵襲手術支援ロボットダヴィンチサージカルシステムを導入、高度先進医療に取り組んでまいりました。
 医療IT関連では、全国的にも有数の地域医療情報ネットワークである「ちょうかいネット」の運用を行うと共に電子処方箋の普及に努めております。また、「全国医療情報プラットフォーム」の仕組みの一つで、全国の医療機関や薬局などで患者さんの電子カルテ情報を共有するための「電子カルテ情報共有サービス」を、モデル事業として令和7年6月より運用を開始してまいります。
 人口減少、高齢化、コロナをはじめとする新型感染症、医師の偏在化等々、医療を取り巻く環境は、今後ますます厳しくなりますが、地域の基幹病院として基本理念のもと、職員一丸となり頑張ってまいりますので、今後ともご支援、ご指導を賜りますようお願いいたします。