病院長挨拶
当院は、前身である市立酒田病院と県立日本海病院との統合再編により日本海総合病院酒田医療センターとして2008年に新しく生まれ変わりました。旧県立日本海病院は日本海総合病院となり、救急医療を含む急性期医療を担い、当院は回復期~慢性期の入院医療に特化して、医療機能を分担しています。
2014年4月からは、病棟を3病棟体制とし、回復期リハビリテーション病床79床(2病棟)、療養病床35床(1病棟)の計114床で運用しています。両病棟ともに自宅への退院や施設への入所が円滑に進むように早い時期から医療・福祉制度などの相談を開始して、安心して退院後の生活や治療ができるように援助しています。
2015年度からはリハビリテーションをより充実させ、その効果をさらに高めるため休日を含めたすべての日にリハビリテーションを提供できる体制を整えています。
また、当院は通所リハビリテーションを併設していますが、退院後に身体機能の維持・向上などのために利用する患者さんが年々増加しているため、スタッフを増員し、受け入れ体制を拡充して在宅での生活が継続できるよう支援しています。
わが国の高齢者人口は、今後も増加の一途をたどり、2025年にはピークを迎えるといわれており、これを見据えて医療・介護の提供体制の改革が段階的に進められています。当院は今後も回復期病棟と慢性期病棟としての医療機能を担っていきますが、医療・介護を必要とする人の増加は、これらの医療機能の必要性が高まることにほかなりません。今後は、さらに質の高い医療を提供できるよう、そして地域の医療・介護の連携体制の中でその役割をしっかり果たすことができるように努力していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。