病院長挨拶

日本海酒田リハビリテーション病院長

 当院は1969年に酒田市千石町に開設された市立酒田病院を前身とし、同じく酒田市内に1993年に開設された県立日本海病院と2008年に統合再編された際に、旧市立酒田病院は日本海総合病院酒田医療センターとして亜急性期~慢性期の医療を入院患者に特化して担当することになったものです。急性期医療を担当する日本海総合病院と同じく、地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構が運営母体です。当院は2018年から名称を現在の日本海酒田リハビリテーション病院に変更し、回復期リハビリテーション病床79床(2病棟)、療養病床35床(1病棟)の計114床で運用しています。
 私は2001年に旧市立酒田病院に整形外科医として赴任し、その後日本海総合病院で脊椎外科を中心とした急性期医療に22年間携わってきましたが、2023年4月より病院長として赴任致しました。
 超高齢社会となったわが国では急性期医療を支える回復期のリハビリテーション医療の必要度はますます高まっています。当院では土日、祝日を含む365日リハビリテーション訓練を提供しています。リハビリテーションは疾病や外傷で低下した身体的・精神的機能を回復させて障害を克服させる医療ですが、患者さん一人一人が住み慣れた地域で再び生き生きとした生活を最期まで安心して送れるようにするのが最終目的でもあります。
 当院は今年度、より質の高い医療の提供を目指して、日本医療機能評価機構による病院機能評価を受審することに致しました。今後も皆さまに信頼されかつ愛される地域リハビリテーションの要となる病院をめざしていきますので、どうぞよろしくお願い致します。