酒田市は山形県の北西部に位置し、四季折々の自然が堪能できる港町です。
当院の窓からも、雄大な鳥海山、最上川の流れで潤う庄内平野、そして夕日に輝く日本海を望むことができます。このような自然豊かな酒田に位置する当機構は、全ての職員が医療人として職責を自覚するとともに、公平・公正な医療を提供し、地域住民と地域社会に貢献することを使命としています。
看護部では、「患者さん中心の心かよい合う温かな看護の提供」を理念とし、クリニカルラダーやマネジメントラダーによる院内教育の充実や院外研修への参加など学べる環境を整えると同時に、学会発表も積極的に行っています。実習施設としては、臨床指導者だけでなく看護教員養成にも力を入れ、学生の看護実践能力の育成を支援しています。また、専門・認定・特定認定看護師に加え、令和2年度からは特定行為研修の指定研修機関に指定され、術中麻酔管理領域の研修を開始し複数名の特定看護師を輩出する等、専門性の高い看護師の育成にも力を入れております。
近年の新興感染症への対応では、家族との繋がりが困難な中、病気に向き合う患者さんとご家族の思いを汲み取り、心身ともにより良い状態へ支援する力が求められてきました。実際に様々な倫理的課題に直面してきました。その際には、常に当院の理念である「心かよい合う温かな看護の提供」を心に据え、直面した様々な倫理的課題に、その都度、看護部全体で考え乗り越えています。長年培われ脈々と受け継がれてきた看護部の結束力や行動力が発揮されている証であり、これまで支えていただいた多くの皆様に感謝申し上げます。
これからも、私たち看護部は専門職業人として誇りをもって働き続けることができるように、そして地域の皆様から信頼される病院であり続けられるよう、スタッフ一丸となって頑張ってまいります。