機構のご案内

栗谷理事長


 地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構も早いもので、設立から11年目を迎えました。設立当初の決して盤石とはいえない不安定な船出から、何とか持続して良好な運営状態を保つことが出来ました。関連機関からは、全国の病院統合モデルと評価されるところまで漕ぎ着けることができ、これまで多大のご理解とご支援を頂いた県民、市民の皆様、懸命に頑張ってきた職員の皆様には深甚なる感謝を申し上げます。
 さて、今年度は第3期中期計画の3年目となりますが、2025年を見据えた2018年の医療介護同時改定など、今後の医療機関、特に急性期病院の経営は極めて厳しい時代に入ると予測されます。
 今後の医療政策は基本的には改正医療法の理念に沿った形で作られて行きますが、都市部とは全く違った地方の社会構造、環境が、現在よりもさらに際立っていくと思われます。
 今まで普通に行われてきた個別の医療機関単独での収入、支出管理は、安定的な持続運営を行うには時代の限界を迎えており、今後は医療圏、更にはより広域な地域全体での医療、介護にかかる経費管理が要求される時代に入ると思われます。地方独立行政法人制度も、求められる社会的要請に応え、少子高齢化、過疎化、社会保障財源の底割れに対応可能な、新しい医療提供体制や、これを組織化する新制度による地域医療連携推進法人設立等の可能性を探る時期に来ていると考えています。第3期中期計画の着実な実行に向けて、職員一丸となって力を尽くしてまいりますので、今後ともご支援、ご指導を賜りますよう、お願いいたします。

                                   平成30年4月