末梢血管の疾患

閉塞性動脈硬化症

 100Mなど、ある程度の距離を歩くと片足が痛くなるという間欠性跛行の症状や脚が冷たいという症状をお持ちの方は動脈硬化が進んで閉塞している可能性があります。当科では、そのような患者さんに下肢を中心とした末梢動脈の血行再建術(人工血管や自家静脈を使用したバイパス術)を行い、四肢救命に努めています。

下肢静脈瘤

 脚の静脈の弁が壊れて下腿の皮下静脈がうねるように太くなった状態が静脈瘤ですが、脚の重苦しさや皮膚の色素沈着、潰瘍を引き起こします。当科では、下肢静脈瘤の患者さんに対し、弾性ストッキングの装着指導のほか、十分な術前診断に基づく選択的伏在静脈抜去と不全交通枝の結紮による外科治療を行っています。