リハビリテーション科

医師

鈴木義広 副院長(兼)教育研修センター長
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、日本神経学会神経内科専門医・指導医、日本リハビリテーション医学会認定臨床医、日本内科学会認定医制度研修医指導、臨床研修指導医養成講習会修了、医療メディエーション基礎編研修履修、令和3年度プログラム責任者養成講習会修了、ポストコロナ時代に向けた適切な知識習得に関するFD修了、令和3年度プログラム責任者養成講習会修了

(更新日:2024年2月1日)

主な対象疾患

 脳卒中、嚥下障害、心筋梗塞、心不全、骨折、変形性関節症、腰部脊柱管狭窄症、手の外科疾患など術後、がんの術後

診療内容および特色

 理学療法士25名、作業療法士9名、言語聴覚士7名、リハビリ業務補助3名の計44名で、チームワークを大切に働いています。平成21年12月より心大血管疾患リハビリテーション、また平成26年新たにがんのリハビリテ-ションの分野に取り組んでいます。
 リハビリテーション(以下リハ)とは、何らかの原因で障害を持たれた方が、人間らしい社会生活を営むことができる(社会復帰)ようになるための種々の手段のひとつです。医学的リハは、「急性期」「回復期」「生活期」に分けられ、当院では急性期リハを行っています。
 「急性期リハ」は、病気が発症して生命の危険があるか、障害の進行、悪化が起こり得る時期に行うリハをいいます。急性期を乗り切り、スムーズに回復期リハへと移行できるよう訓練を行います。
 可能な限り早期に適切なリハを行うことは、その後の回復に大きく影響を及ぼします。病気の急性発症後、安静臥床により生じる可能性のある、いろいろな臓器の機能低下を最小限に食い止めるように、病気自体の進行、障害の悪化に注意しながらリハを行います。病気自体の進行、障害の悪化が回避される時期になると、回復期リハへと移行します。

理学療法(PhysicalTherapy:PT)

 病気やケガなどによって身体が不自由となった人々に対し、運動によって、日常生活活動(起きる、 座る、立つ等)や移動動作の改善または維持・予防を目指します。
 また、心疾患や呼吸器疾患等の手術直後に関わり、早期離床を目指します。

作業療法 (Occupational Therapy:OT)

 作業活動(日常生活の初動作や仕事、遊びなど、人間に関わるすべての活動)を治療や援助の手段として用い、運動機能や精神・心理機能、日常生活活動等の維持・改善を目指します。
 また、整形疾患に対する治療用装具(スプリント)等の作成も行います。

言語聴覚療法 (Speech-Language-Hearing Therapy:ST)

 言葉が出ない、言葉の理解が悪い、発音が悪いなどの言語の障害の評価・治療を行うとともに、食物の飲み込みが悪い、むせてしまうなどの嚥下障害に対して評価・治療を行います。
 またNST活動にも参加しています。

特筆すべき診療実績

施設認定 脳血管疾患Ⅰ 運動器Ⅰ 呼吸器Ⅰ 心大血管疾患Ⅰ取得
がん患者リハビリテーション料

令和4年度の施行実績

施行実績 件数 単位数
全体 81,945件 113,858回
PT(理学療法) 51,350件 69,681回
OT(作業療法) 16,640件 26,437回
ST(言語聴覚療法) 13,318件 17,740回
入院 74,698件 102,621回
外来 6,610件 11,237回
(摂食) 637件 (単位制ではない)